立浪氏がWBC打撃コーチ就任へ 43歳、パイプ役に

[ 2012年10月4日 06:00 ]

侍ジャパンの打撃コーチ就任が決定的な立浪氏

 来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのコーチとして、元中日の立浪和義氏(43)が入閣することが3日、決定的となった。現役時代に2年間、打撃コーチを兼任した経験を持つことから、同ポストを担当するとみられる。

 通算2480安打を記録した立浪氏は09年に現役を引退。現場を離れて間もないこと、さらに43歳という若さから、監督就任要請を既に内諾している元広島監督の山本浩二氏(65)と選手の間のパイプ役としても期待される。

 投手コーチには元西武監督の東尾修氏(62)、内野守備走塁コーチには今季オリックスのヘッドコーチを務めた高代延博氏(58)の就任が内定している。10日に都内で行われる山本氏の就任会見では、デザインが一新された侍ジャパンの新ユニホームがお披露目される予定。また、4日には、山本監督の初陣となる11月の強化試合・キューバ戦(16日・ヤフードーム、18日・札幌ドーム)の概要が発表される。

 ◆立浪 和義(たつなみ・かずよし)1969年(昭44)8月19日、大阪府出身の43歳。PL学園では主将として87年に甲子園で春夏連覇を達成。同年ドラフト1位で中日に入団した。翌88年の開幕戦では高卒新人として「2番・遊撃」で先発出場。03年7月5日の巨人戦(東京ドーム)で通算2000安打を達成した。主なタイトルは新人王、ベストナイン2度、ゴールデングラブ5度。通算成績は2586試合で打率・285、171本塁打、1037打点、135盗塁。487二塁打は日本記録。1メートル73、70キロ、右投げ左打ち。

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2012年10月4日のニュース