アスレチックス 30球団最低年俸で大逆転V 伝説のGM 見事手腕発揮

[ 2012年10月4日 10:10 ]

地区優勝を果たし、観客とタッチしながら球場を一周するアスレチックスの選手たち

 決して前評判は高くなかったアスレチックスが奇跡の大逆転優勝を飾った。

 昨オフに主軸を打っていた松井、ウィリンハムらを放出。2ケタ勝利を挙げたG・ゴンザレスら主力投手も手放し、今季開幕時の年俸総額は大リーグ30球団で最低の約5290万ドル(約41億円)。

 6月30日時点で首位レンジャーズと13ゲーム差をはね返すのは、ほぼ絶望的状況だった。しかし、映画「マネーボール」のモデルとなったビリー・ビーンGMはシーズン中も積極的に補強。若手に加えて元キューバ代表のセスペデスが軸になり、打線が活性化すると後半戦は貯金24と破竹の勢いで、1敗もできない中での6連勝。6年ぶりにア・リーグ西地区を制した。

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2012年10月4日のニュース