1年ぶり復活マウンドで80球 恩師が指摘した松坂の「いい兆し」 

[ 2012年6月10日 16:37 ]

ナショナルズ戦で約1年ぶりに登板し、5回を5安打4失点で敗戦投手となったレッドソックス・松坂

交流戦 レッドソックス2―4ナショナルズ

(6月9日 ボストン)
 昨年、右肘の手術を受けたレッドソックスの松坂が9日、ボストンで行われたナショナルズ戦に先発。5回80球を投げて5安打4失点ながら8三振を奪い、復活への第一歩を踏み出した。

 0―1の4回は無死からの四球後、ストライクを集めすぎて3安打を許して3失点。松坂は「あの回だけは勝負を急ぎすぎた」と勝負勘が鈍っていたことを認めた。

 それでも右腕を日本時代からよく知るバレンタイン監督や、神奈川・横浜高時代の野球部長で投球フォームの土台をつくった小倉清一郎氏は、リリース時の右肘の位置が手術前より上がったことを「いい兆し」と指摘。自ら「野球人生最大のピンチ」と表現した苦難を乗り越えた松坂は「マウンドに立って、いろんなことを思い出すことができた。(今後は)手術前と違う姿を見せることができたら。それはできると思っている」と完全復活へ自信を見せた。

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2012年6月10日のニュース