成瀬　巨人を返り討ち！「負けられない」一戦で無四球完投

＜巨・ロ＞巨人に勝利し、笑顔を見せる、完投で７勝目を挙げたロッテ・成瀬（左）と里崎

交流戦 ロッテ２―１巨人

（6月10日 東京Ｄ）
　交流戦頂上対決。ロッテの成瀬が巨人打線を４安打１点に抑え、無四球完投でリーグトップの７勝目。序盤の得点を一人で守り切って、自身の連勝を６とし「早い回に点をもらったので元気よく投げられました」と笑顔で振り返った。

　２点リードで迎えた９回。２死一塁として、打者は相性の悪い坂本。右中間を破る適時二塁打を許し１点差に詰め寄られたが「（坂本には）同点ホームランでもいいやという気持ちで投げていたので」と開き直り、続く村田を冷静に打ち取った。

　５月２６日には８回２／３を２失点の好投で、１０連勝中だった巨人の快進撃をストップさせた。この日は「勝てば１ゲーム差になる試合。負けられなかった」と成瀬。ローテーションを１回飛ばしてまで勝ちに行ったチームの思いに、エースとして応えてみせた。