青木のスモールベースボールに指揮官「流れあるプレー」

[ 2012年6月10日 06:00 ]

<ブルワーズ・パドレス>5回、日米通算200二塁打を放ち滑り込むブルワーズ・青木

ナ・リーグ ブルワーズ9―5パドレス

(6月8日 ミルウォーキー)
 劇的な2発から一夜。ブルワーズの青木が、今度は日米通算200二塁打をマークした。パドレス戦に「2番・右翼」で6試合連続の先発出場。5回に中堅手の右への単打性の当たりを「僕は外野手だからよく分かる」と右利きの中堅手が捕球後に、二塁への送球が逆の動きになることを見越した好走塁で、節目の数字に到達した。

 その後もメジャー初の三盗を決めると、相手が前進守備を敷く中、4番ラミレスの遊ゴロの間に生還。3連勝のチームの中で、確かな存在感を見せた。

 前日の長打も青木の魅力だが、一つでも先の塁を狙うスモールベースボールもできることを証明した。「(こういうプレーが)僕のやってきた野球。細かい事ができるのが僕の持ち味」。ロン・レネキー監督も「いいプレーが多くあったが、その中でも(5回の)青木のプレーが一番。積極的に二塁まで行って盗塁し、得点する。素晴らしい流れのあるプレー」と絶賛した。6試合連続の先発にも「疲れはない。これを求めて来た」と前を向く。6月初旬の不振も脱し、これで3試合連続安打。もはや青木を控え選手と見る向きはない。

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2012年6月10日のニュース