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「感謝を胸に」甲子園へ 被災球児が行進、始球式

夏の甲子園の開会式で横断幕を持って入場行進する浪江高の佐藤大悟選手(左)と小高工高の高野大志選手

 夏の甲子園の開会式で「がんばろう!日本」の横断幕を持って入場行進する岩手、宮城、福島3県の高校球児が29日、各県で記者会見し「夢の舞台で行進させてもらえてうれしい」などと思いを語った。

 岩手の高田高の校舎は津波でほぼ全壊。グラウンドも仮設住宅が建てられて使用できず、他校で練習を積んだ。大和田将人選手(18)は「地域の人が飲み物の差し入れなどで支えてくれた。感謝の気持ちを持って行進したい」。校舎やグラウンドが水没した宮古工高の鈴木春主将(18)も「バッティングマシンやボールなど、地元の人から支援を受けた。岩手県の全員に感謝したい」。

 宮城県の気仙沼向洋高斉藤弘樹選手(17)は始球式も行う。高校生活最後の1球に「全国からの支援に本当に感謝している。キャッチャーミットに全力で投げ込みたい」。球種は秘密だ。

 同校は校舎4階まで津波が押し寄せ、グラウンドは水浸しになった。県大会出場も危ぶまれたが、グローブやバットが贈られて出場を決意した。

 2回戦で敗れたが「被災した同じ思いの6人で行進できるのがうれしい」。志津川高の阿部浩夢選手(18)らと、甲子園のグラウンドを踏む。

 福島県からは、ともに原発事故で学校が警戒区域に含まれている浪江高の佐藤大悟選手(17)と、県大会でベスト4と健闘した小高工高の高野大志選手(18)が選ばれた。2校とも30キロ圏外に移転して授業を受けながら甲子園を目指した、

 佐藤選手は「3年間目指し続けた場所。チームメートの気持ちも込めたい」。自宅を津波で失った高野選手は「ショックだったが、野球に没頭できたおかげで今の自分がある。堂々と行進したい」と力強く話した。

[ 2011年7月29日 19:51 ]

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