日本 台湾に延長負け…9回林が同点弾も…

[ 2010年11月19日 06:00 ]

台湾に敗れ、悔しそうな表情を見せる榎田(16)ら日本ナイン

 【広州アジア大会準決勝・日本3-4台湾】驚異的な粘りもあと一歩及ばず、日本の94年大会以来の金メダルは消滅した。

 3点を追う9回1死二、三塁、林(富士重工)が右中間へ起死回生の同点弾。8回まで三塁さえ踏めず、敗色濃厚の中での一打で息を吹き返したが、無死一、二塁から始まる延長戦のタイブレークで力尽きた。3―4で迎えた10回1死満塁から中軸の西郷、林が倒れた。小島監督は「最後にうっちゃるチャンスはあったんだけど、今の日本の4、5番でやられたので仕方ない」と深くため息をついた。

 日本は06年のドーハ大会に続いて全員アマの編成。対する前回覇者の台湾は日本、米国で活躍するプロを招集。「パワーもスピードも向こうの方が一枚も二枚も上だった」と林が振り返るほど力の差は歴然だった。19日は中国との3位決定戦で5大会連続のメダル獲得に全力を尽くす。

続きを表示

2010年11月19日のニュース