早大OBのソフトB和田も斎藤にエール

[ 2010年11月19日 06:00 ]

 【明治神宮大会・早大2-1東海大】早大OBのソフトバンク・和田も斎藤にエールを送った。

 大会初優勝を飾り、胴上げ投手となった後輩に「4年間、彼も苦しいこともあったと思います。有終の美を飾って、プロの世界に入ってきますね」。来季は同じパ・リーグでライバルとなるが「思う存分力を発揮してプロ野球を盛り上げてほしい」と話した。

【斎藤のライバルたちからの言葉】

 ▼明大・野村祐輔投手(来秋ドラフト1位候補。リーグ戦を佑祐対決で盛り上げた)直接の投げ合いは(リーグ戦)1勝3敗で負けています。斎藤さんとはいつかプロで続きを、と思っています。メールのやりとりがほとんどで、あんまり球場で話すことはなかったですけど、調子が悪いながらも試合をまとめる点、いつも自分を見失っていない点、さすがと思って見ていました。これからは一社会人として余計大変だと思います。でも変わらずに斎藤さんでいてください。これだけ大学野球を盛り上げた人ですから。

 ▼慶大・湯本司主将(ライバル校の主将)野手と投手だからあまり接点がなかったな。打席に立ったときは、打てないというより、いつの間にか追い込まれていた“いやらしい”投手だったよ。春のリーグ戦前、(東京)六大学の主将6人で飲もうという話になったとき、斎藤と大八木(法大)が来られなくて4人で飲んだっけ。いつか、年を取って大学時代をふり返る時がきたときには、ゆっくり酒をくみ交わそう。オレは野球をやめる(住友信託銀行に就職)から、その分プロに行く斎藤には頑張ってもらいたい。また会おうぜ。

 ▼東大・鈴木翔太投手(今秋の早大1回戦で斎藤に投げ勝った1年生右腕)斎藤さん。勝ったことは自信になっています。話は全くしたことありませんけど、僕にとって大きい1勝でした。甲子園の決勝戦を見て“こういう投手になりたい”と思っていましたが、その投手に勝ってしまいました。日本ハムの試合を一度見に行きたいと思います。斎藤さんが凄い投手になればなるほど僕も“凄いことをしたな”と思える。ここ一番で結果を残すエースでした。1年生の僕が言うのも何ですが、将来目標にできるような投手になってください。

 ▼明大・野村祐輔投手(来秋ドラフト1位候補。リーグ戦を佑祐対決で盛り上げた)直接の投げ合いは(リーグ戦)1勝3敗で負けているんですよね。まずは斎藤さんっ、続きはプロで!です。メールのやりとりがほとんどで、あんまり球場で話すことはなかったですけど、調子が悪いながらも試合をまとめる点、いつも自分を見失っていない点、さすがと思って見ていました。これからは一社会人として余計大変だと思います。でも変わらずに斎藤さんでいてください。これだけ大学野球を盛り上げた人ですからね。

 ▼立大・仁平昌人投手(早実3年春の斎藤相手に、06年春季東京大会で投げ勝ったライバル)高3の夏が終わってから、よく一緒に出かけたよな。ホントばか話ばっかりしていたけど、去年のオフに食事した時には野球談議が多かった。大人になったと思ったよ。脚光を浴びて正直うらやましい部分もある。(今秋リーグ戦の)早大戦のあと、右肩の故障で進路も決まっていないオレに「もう一回戦いたいね」と声を掛けてくれた。うれしかったよ。プロへ行くんだな。でも待ってろよ斎藤。絶対もう一度投げ合ってやる。その時まで輝いていろ!

 ▼東洋大・乾真大投手(大学日本代表で2年から一緒。ドラフトで日本ハム3位指名)08年の世界大学野球選手権(チェコ)で同部屋になり仲良くなったんだよな。ストレス解消に、部屋でアカペラでコブクロの「赤い糸」を歌ったっけ。“チェコの人には分かりはしない”なんて。マスコミに注目されていたのに重圧を感じていなかったね。オレだったら無理だよ。また一緒のチーム。まさに「赤い糸」だ。秋のオープン戦で戦った時にウチの(高橋)監督に“おまえたちは一緒のチームになる”と言われたけど当たった。堂々とした姿を少し見習っていくよ。

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2010年11月19日のニュース