“最優秀投手賞” イチロー同僚右腕が史上最少勝利数で受賞

[ 2010年11月19日 09:11 ]

マリナーズのヘルナンデス

 ア・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)が18日発表され、イチロー外野手が所属するマリナーズの右腕、フェリックス・ヘルナンデス投手(24)が初選出された。

 「キング・フェリックス」の愛称で呼ばれるベネズエラ出身の同投手は34試合に先発し、13勝12敗ながら防御率2・27と投球回249回2/3はリーグトップで、奪三振232はリーグ2位の成績だった。13勝での受賞は、両リーグを通じ先発投手では史上最も少ない勝利数での受賞(ストライキ年を除く)となった。
 全米野球記者協会会員による投票(満票28)で、ヘルナンデスは1位票21などで167点を獲得。19勝6敗でリーグ最高勝率7割6分をマークしたレイズのデービッド・プライスが111点で2位で、リーグ最多の21勝(7敗)を挙げたヤンキースのC・C・サバシア投手は3位だった。
 日本選手への得票はなかった。

 ▼フェリックス・ヘルナンデス投手の話 選ばれたときの気持ちは言葉にできなかった。家族みんなで家中を跳びはねた。(13勝での受賞は)この賞はリーグで最も圧倒した投手のもの。多く勝った投手のものではない。今シーズンは自分がふさわしいとは思っていた。(共同)

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2010年11月19日のニュース