エドガー“深追い”で併殺取れず、直後に被弾…

[ 2010年9月22日 06:00 ]

<巨・横>8回無死一、二塁、石川(右手前)の二ゴロでエドガー(中央)は一走・内川(左端)を追いかけアウトにするも一塁はセーフ

 【巨人4―3横浜】白星を逃す致命傷になりかねないプレーだった。3点リードの8回無死一、二塁。横浜の石川の二ゴロをさばいた巨人・エドガーが目の前にいた一塁走者・内川へのタッチを焦って深追い。併殺を取れず石川を一塁に生かした。エドガーは即刻交代を命じられてベンチへ下がった直後、久保がハーパーに同点3ランを被弾した。

 厳しい口調でしかった伊原ヘッドコーチは「監督流に言うなら論ずるに値しないということ」と吐き捨てた。エドガーは内川を追い込みながら、まずは一塁に送球。その後に一、二塁間で挟殺プレーに持ち込めば併殺を奪え、結果的に同点弾も生まれなかった。
 攻守で瞬時の状況判断のミスが接戦で勝負の明暗を分ける。エドガーは「一塁走者が近いと感じたが、思ったより遠くてうまくタッチできなかった。厳しいプレーだったし誰にでも起こり得る。監督の(交代という)決断は尊重しないといけない」と反省を口にした。残り10戦。逆転のリーグ4連覇に向け、一つも負けられない。エドガーのミスをチーム全体の教訓にしなければいけない。

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2010年9月22日のニュース