内海 苦笑いの2年ぶり2けた勝利

[ 2010年9月22日 21:41 ]

 【巨人6-2横浜】お立ち台に上がった巨人の内海は「うれしいのはうれしいけど、きれいに終わりたかった」と苦笑いした。九回2死無走者からの2失点で完封も完投も逃したが、負けられない試合で役割を果たしたことは間違いない。自身は2年ぶりの2けた勝利を達成した。

 得意のチェンジアップが低めに集まり、緩急で横浜打線を翻弄した。二回2死満塁を切り抜けると、その後は八回まで二塁を踏ませない快調な投球。最終回を除けば、危なげなかった。

 9日の横浜戦では6失点と打ち込まれ、四回途中でKO。原監督に「論ずるに値しない」と突き放された。その相手に借りを返し、復調した姿を印象づけた。

 首位中日も勝ち、この日も2・5ゲーム差は変わらなかった。残り試合が減っていく分、優勝の目は日に日に小さくなっている。苦戦の原因は先発陣の不振だ。内海自身、「シーズン中盤にふがいない投球をした」と責任を感じている。逆転には、残りを全勝するぐらいの勢いが必要だろう。「やるしかない、という気持ちで投げている」。挽回を期す左腕は、もちろんそのつもりだ。

続きを表示

2010年9月22日のニュース