松井先発落ちも…代打で“意地”の適時打

[ 2010年9月22日 06:00 ]

7回1死一、三塁から遊撃へ適時内野安打を放ち、一塁を駆け抜ける松井

 【エンゼルス7―4レンジャーズ】エンゼルスの松井はレンジャーズ戦で6―3の7回1死一、三塁から代打で登場。三遊間深くへ転がった打球に激走して内野安打をもぎとり、貴重な追加点を叩き出した。

 同一カード3連敗となれば、本拠地で屈辱のレ軍目前胴上げを許す可能性もあったが阻止。今季80打点目の一打には「紙一重ですけど、結果的に追加点となって良かった」と振り返った。
 相手先発が通算打率4割、2本塁打と相性がいいホランドにもかかわらず、左腕というだけで先発落ち。来季を見据えた布陣を敷くソーシア監督の下、厳しい立場があらためて浮き彫りとなった中で意地の一打。残り12試合で昨季と同じ90打点にあと10打点となり「数字はいい方がいいですよ」。今はただ、限られた出場機会の中で存在感を示していくしかない。

 ≪ゲストの前で雄姿≫試合前、松井の元に日本から多数ゲストが訪れた。親交あるタレントの草野仁は、1泊3日の強行日程で渡米。プライベートで1試合だけの観戦予定とあって、松井の適時打の瞬間は席を立ち上がって大はしゃぎだった。さらに映画「TAKAMINE」のロケで渡米中の俳優・長谷川初範、女優・田中美里らも訪問。地元・石川の名士・高峰譲吉博士の活躍を演じる名優らの前で雄姿を見せて「本当にいい試合になって良かった」と松井も胸をなで下ろしていた。

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2010年9月22日のニュース