片岡復帰を待つ中島「1位で進出したら時間あるでしょ」

[ 2010年9月22日 17:59 ]

 優勝へのマジックナンバーを「4」とした後、西武は足踏みが続き、18日からのソフトバンク3連戦でまさかの3連敗。ライバルに0・5ゲーム差とされ、もはや1試合も落とせない状況に。そんな中、20日に右ふくらはぎを痛めた片岡が出場選手登録を外れた。

 この日の西武ドームでの全体練習に、背番号7の姿はなかった。走塁中に痛めた右脚の状態が思わしくなく、レギュラーシーズンでの復帰は不可能と判断された。渡辺監督は「なったものは、しょうがない。痛いのは痛い」と渋い表情。残り4戦は、リードオフマン不在で戦う。

 4年連続の盗塁王を狙う片岡は、ここまで自己最高の出塁率3割4分7厘をマークしている。1番打者が塁に出て、足でかき回すのがパターンだった。その代役を任されるのは栗山だ。「とにかく塁に出て、チャンスメークをしっかりできればいい」。今季1番から4番まで務めた男で、何とか穴を埋めたい。

 選手会長の中島は「1位で(クライマックスシリーズに)進出したら、時間あるでしょ」と同僚を気遣う。少しでも復帰の可能性を広げるために、チーム一丸で優勝を目指す。

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2010年9月22日のニュース