安打を数え続ける「イチメーター」 200本目はテレビの前で…

[ 2010年9月22日 17:22 ]

セーフコ・フィールドの右翼席で「イチ・メーター」を手にするアミー・フランツさん(中央)と家族

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手のヒット数を手製ボードで数え続けるファミリーがいる。シアトル近郊に住むフランツさん一家。ジョーさんとアミーさん夫妻、息子カイルさんの3人はマリナーズの本拠地セーフコ・フィールド右翼席最前列の年間席に陣取り、手作りの紙ボードでイチローの公式戦ヒット数を表示する。地元ファンの間ではイチローとメーター(測定機)を掛け合わせた「イチ・メーター」として有名だ。

 「イチローが大好きなので、彼が現役でプレーする限りこの形でヒットを数え続けます」と妻のアミーさんは得意げに話す。一家はキングドーム時代の1996年からの熱心なマリナーズファン。「イチローのどんな状況でもベストを尽くす姿勢」に引きつけられ、右翼定位置の背後から一挙手一投足を見守る。

 一家が現在のスタイルでヒットを数え始めたのは、イチローが大リーグ年間最多安打記録を更新した2004年から。主に本拠地で年間平均60試合程度を観戦しており、これまで推定でイチローのヒット900本前後をカウントした。

 10年連続の200安打は敵地での達成になりそうで、自宅でテレビ観戦の一家だが、アミーさんは「10年連続はやっぱり特別よ。ボードを車のトランクから取り出して、テレビの前でカウントするわ」と話している。(共同)

続きを表示

2010年9月22日のニュース