3連勝に導いた 松井秀が元広島・ルイス討ち

[ 2010年9月22日 16:47 ]

 【エンゼルス2―0レンジャーズ】4回。曲がり落ちる球に松井秀が反応した。低めに外れていたそうで「手が出ちゃった」とは言うが、好調を実感するように「ついていけたという感じ」と満足げだ。打球は一塁手の右を鋭く抜ける二塁打となった。

 元広島のルイスとの対戦。走者がいたため警戒されてストレートの四球となった1回の打席とは対照的に、2球で簡単に追い込まれた。だが、次の難しい低めへの球に腰を沈め、右手を伸ばして芯でとらえた。

 これで今季125安打として昨季の安打数に並んだ。代打起用が少なく、出場試合数は去年とほぼ同じペースだが、11試合を残して打席数は昨季を上回った。故障を抱えた昨季に比べ「健康状態は非常にいい。たくさん試合に出してもらっている。いいこと」とうなずいた。

 次打者の右飛で三塁を陥れ、次の一ゴロで事前のサイン通りに本塁へ走った。結果として返球は高く外れたが、「まともに行ったらアウト」と横から滑り込む冷静さも働かせた。2―0で接戦を制し、チームを3連勝に導く追加点だった。

続きを表示

2010年9月22日のニュース