5連投なんの!筒井、圧巻1安打完封

[ 2010年9月22日 06:00 ]

 軟式野球の最高峰、天皇賜杯第65回全日本大会(全日本軟式野球連盟、スポーツニッポン新聞社主催)は21日、東京都八王子市の八王子市民球場で準決勝2試合を行った。日本通運四国(香川)は主戦右腕・筒井将平投手(28)が静岡ガス(静岡)を1安打完封し、2―0で勝利。第2試合は旭鋼管工業(埼玉)がニデック(愛知東)を1―0で下した。日本通運四国と旭鋼管工業はともに初優勝を懸け、22日の決勝に臨む。

 【日本通運四国2―0静岡ガス】日本通運四国のエース筒井が圧巻の1安打完封でチームを決勝に導いた。5連投となったが「気迫でみんなを引っ張りたかった」と気持ちを前面に出し、4回1死から五十嵐に右前打を許したほかは無安打に抑え込んだ。高松東、大阪経法大を経て入社した6年目右腕は、6連投となる決勝へ向け「もちろん自分が投げます」と力強く語った。

 ▼静岡ガス・中田監督 (先発の)小井はよく投げたし、いい経験になったと思う。チームとしてもエース亀井と4番・滝口を欠く中でよくやった。

 <旭鋼管工業 佐藤聖でV王手!>【旭鋼管工業1―0ニデック】旭鋼管工業が緊迫の投手戦を制し、初優勝に王手をかけた。帝京大出身の新人右腕・佐藤聖が5安打完封。ここまで延長戦2試合を含む5試合で計56回を投げ抜き「疲れはあるが、緊張感のある中でできている」と充実感を漂わせた。古瀬監督は「(佐藤聖は)馬力があるし、チームは1試合ごとに成長している」と目を細めていた。

 ▼ニデック・新宅監督 なかなか簡単には行きません。(過去ベスト8が2回とあって)また優勝目指してチャレンジしたい。

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2010年9月22日のニュース