イチロー節も絶好調「うっとうしいですからね。聞かれるのが」

[ 2010年9月22日 12:29 ]

ブルージェイズ戦の9回、投手内野安打を放ち一塁へ走るマリナーズのイチロー

相手監督はイチローに脱帽「うちを相手にやらなくてもいいのに」

大台へ加速 「左対左」のお手本示したイチロー

極意はイチローと同じ 青木「見てましたよ やっぱり凄い」

イチロー 達成の可能性は?

 【マリナーズ3―5ブルージェイズ】偉業達成が秒読み段階に入っても、イチローは、いつも通り淡々としていた。4本目を意識したかの問いに「3本目を打った後はね」と一切笑わず、さらり。10年連続200安打を目前にしつつの素っ気なさに、むしろ余裕が感じられた。

 5年連続のシーズン最多安打にも着々と前進しているが、1試合4安打は今季150試合目で初めてだった。だがイチローは言う。「考え方はいろいろある。(4安打が一度もないまま)その上で誰よりも(多くの)ヒットを打ったら…。だって、4本が10試合あってもそう(両リーグ最多安打)じゃないケースだってあるわけだから」

 とはいえ、打席に立てば安打製造機の本能は止められない。「ま、うっとうしいですからね。こうやっていちいち(ヒット数のことを)聞かれることがね」。この日から日本の報道陣が一気に増えた。大台が迫り、“イチロー節”も好調だ。

 9回にこの日の4本目の安打を献上したグレッグは、イチローとの通算対戦成績がこれで20打数12安打。「(エンゼルス時代から)長く対戦しているが、一度もアウトにしたことがないんじゃないか。ひとつの方法ではアウトにできない」と脱帽していた。(共同)

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2010年9月22日のニュース