西岡26度目の猛打賞!イチローに並んだ!

[ 2010年9月22日 06:00 ]

5回、西岡が3安打目となる中前打を放ちガッツポーズ

 【ロッテ12―2楽天】ロッテの西岡剛内野手(26)が21日、楽天戦で3安打を放って今季26度目の猛打賞をマーク。マリナーズのイチロー外野手(36)がオリックス時代の96年につくったプロ野球記録に並んだ。さらに今季197安打とし、パ・リーグでは94年のイチロー以来となるシーズン200安打にあと3本となった。クライマックス・シリーズ(CS)進出へ記録尽くしの若武者が、チームをけん引する。

【試合結果


 この男はプレッシャーとは無縁だった。5回1死一塁、木谷の投じた初球。西岡は138キロの直球をライナーで中前に運んだ。その瞬間、右手でこん身のガッツポーズだ。この日3本目の安打を放ち、今季26度目の猛打賞を記録。96年のイチロー(オリックス)が持つプロ野球記録に並んだ。
 「自分が12歳の時に尊敬していたイチローさんがつくった記録に並ぶことができた。少年時代にあこがれの目で見ていた偉大な選手に並べたことは本当に夢のようです」。前日4安打で王手をかけた翌日の試合。「どん欲にいく」と宣言した通り、足踏みせず一気にイチローをとらえた。初回、いきなり右前打を放つと、3回の第2打席も左翼線二塁打。そして5回の第4打席で達成した。続く今江の左翼線二塁打で生還し、118得点として85年落合博満に並ぶ球団記録も達成した。
 09年第2回WBCで代表メンバーから落選。その屈辱をバネにしてきたが、今年主将を任されたことで西村監督は「今年は取り組む姿勢が違う」と評した。全力疾走。故障にも泣き言を口にせず、フルイニング出場を続ける。日本ハムは同率で3位に並ぶ。CS進出へ1試合も落とせない状況が続く中も安打を重ね、自身はついにカブレラ(オリックス)を抜き、・343で打率首位に立った。
 「イチローさんの技術に並んだわけでは全然ない。まだまだこれから毎年結果を残して成績を積み重ねていきたい」。通算197安打。残り6試合で自身初の200安打まで3本となり「節目の数字だから絶対に打たないといけない」と語気を強めた。イチローが持つプロ野球記録の210安打(96年)も決して不可能ではない。西岡はやってくれる。

 ▼ロッテ・マーフィー(8回1失点で12勝目)最近ボール、ボールで自滅していた。きょうは早めに相手を追い込めた。すべての球種が良かった。

 ▼ロッテ・サブロー(8月25日以来の18号3ラン)ほんま(本塁打の)感覚を忘れてたわ。1点でも多く取った方がいい。いい追加点になった。

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2010年9月22日のニュース