不運…エースが負傷 九州学院18人全員出場で意地見せた 

[ 2010年8月19日 13:35 ]

ベスト4進出を逃し、涙で引き揚げる九州学院ナイン

 【九州学院3―10東海大相模】8回に代打攻勢をかけるなどして東海大相模の一二三を攻め、意地を見せた九州学院。ベンチ入り18人の選手を全て使い果たし、一丸となってぶつかったが、初の4強進出はならなかった。

 「8回は3年性の力を借りて攻めた。あっぱれ、という気持ち」と坂井監督。それまで攻めあぐねていた一二三を2ストライクと追い込まれながらも、5安打を集めて反撃したことをほめた。
 「よほどのことがない限り代えない」と坂井監督が断言していた大黒柱、エース渡辺が左手首に打球を受け、しびれが引かずに無念の降板。1回戦から4試合34イニングを一人で投げてきた右腕の交代は大きく響き、急きょリリーフした甲子園初登板の宮崎ら3投手が8、9回に6失点して味方の必死の反撃も届かなかった。
 「気持ちが先走ってしまって、体がついていかなかった」。10年ぶりの出場、初のベスト4を目の前にいつも通りの試合運びができなかったことを坂井監督は悔やんだ。

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2010年8月19日のニュース