ソーシア監督も同僚も大絶賛!

[ 2010年4月7日 06:00 ]

<エンゼルス・ツインズ>8回先頭、右本塁打から生還しベンチ前でハイタッチする松井と喜ぶファン

 【エンゼルス6-3ツインズ】巨体を揺すりヒーローを出迎えた。三顧の礼でエンゼルスの4番に迎え入れた松井の一発回答に「彼の働きが大きかった。キャンプが進むにつれ打撃で下半身を使えるようになり、いい当たりを残していた」とソーシア監督は満面の笑みで振り返った。

  昨オフ、編成にも強い権限を持つ指揮官は、松井獲得へ自ら動いた。ウインターミーティング会場から強いラブコールを送り、終了直後には代理人のテレム氏の自宅にまで足を運んだ。対戦相手として7年間、背番号55の持つ底力を痛感させられてきたからだ。

 「大陸を越え、今年はチームも替わって、それでも結果を出し続ける。本当に偉大なスラッガーだ」。そう評したが、キャンプでは持ち前のユーモアで松井がチームに溶け込めるよう導いた。いきなり名付けたあだ名が「スタン」。「よく分からないんですけど、名前が呼びにくいということで」と松井は首をひねっていたが、すぐさまチームに浸透。「彼はクラブハウスの中での役割も分かっている」とハンター、アブレイユらベテランと談笑し、若手には手本となる姿に頼もしげだ。

 そのチームリーダー・ハンターは「多くの報道陣を連れても重圧を感じていない。あと29本くらいは打ってほしい」と量産を期待。勝利投手のウィーバーは「凄い状況で打ってくれた。新しい仲間が打ってくれてうれしい」と自分のことのように喜んだ。待望の移籍初アーチで、赤ゴジラのエ軍との融合はますます加速していく。

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2010年4月7日のニュース