悲しみに暮れる広島関係者…無念そうな野村監督

[ 2010年4月7日 19:26 ]

 7日死去した巨人の木村拓也コーチが現役時代、11年以上在籍した広島の関係者も悲しみに暮れた。広島市のマツダスタジアムでは松田元オーナーや球団職員約50人が、木村コーチが倒れたホームベース付近に花を添え、黙とうをささげた。

 神宮球場でのヤクルト戦を控えたチームは、宿舎でのミーティング後に黙とうした。2日の試合前に木村拓コーチと言葉を交わしたという野村謙二郎監督は「(木村拓コーチの)家が広島なので帰ったのかと聞いたら、朝早く帰ってきたばかりでまだ、とのことだった。子どもが楽しみにしているだろう、と話したのが最後だった」と無念そうだった。

 一緒にプレーした経験がある石原慶幸捕手など選手、コーチらは一様に沈痛な表情。プライベートでも親交があった浅井樹打撃コーチは「巨人に行ってからも頭のどこかで気にかけていた。子どもも同じ学校に通っているし」と涙を流しながら話した。

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2010年4月7日のニュース