木村拓也コーチ あの日広島市民球場泣いた

[ 2010年4月7日 09:04 ]

1999年5月、巨人戦でサヨナラ打を放ちガッツポーズで一塁へ向かう広島・木村拓也選手

 【木村拓也コーチ死去】木村コーチの人柄を示す話には事欠かない。広島から巨人への移籍が決まった日、寂しさをこらえ切れず、広島市民球場で泣いた。巨人移籍後、最初の広島での試合では球団職員や記者から拍手で迎えられ、親交のある先輩の引退試合には東京から駆けつけた。

 今季からコーチに転身。キャンプではノックを打ち続け「慣れないから、手が痛くてさあ」と言いながら、まめだらけの手をうれしそうに見せてくれた。その笑顔はもう見ることができない。

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2010年4月7日のニュース