日本ハム初の屈辱 開幕5カード連続負け越し

[ 2010年4月7日 23:02 ]

 【日本ハム3-6楽天】昨季リーグ覇者の底力は、どこへいったのだろう。開幕から5カード連続の負け越し。1974年に日本ハムとなってから、初の屈辱だ。淡泊な打線、四球から自滅する投手陣。借金ばかりが増えていく状況に、梨田監督は「勝つことが一番だけど、それができていない」と吐き捨てるように言った。

 打線は、4試合で6得点と深刻だ。五回に二岡が2ランを放ったものの、後続はわずか9球で3アウト。六回は1死一、二塁と攻めながら、糸井、小谷野があっさり倒れて、相手投手陣を攻略することができなかった。
 投手陣は押し出し一つを含む計8四球。守備では、五回にファウルゾーンに上がった飛球を捕球しようとした三塁手の小谷野と相手の三塁コーチが交錯しそうになり、カバーに入った捕手の大野が落球(失策)する場面もあった。
 打開策が見えない中「苦しんで、もがいて、成長していけばいい。こういう状況に立ち向かえば、チームは一回りも二回りも大きくなる」と主将の稲葉は必死に前を向く。リーグ優勝した2007年は、開幕から7カード目でようやく勝ち越した。今は、過去のデータに、復活の兆しを見いだすしかない。

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2010年4月7日のニュース