横浜 大家獲得の背景「このままでは尾花監督がかわいそう」

[ 2010年4月7日 11:41 ]

 2年連続最下位の横浜が、開幕直後に緊急補強に乗り出した。メジャー通算51勝の実績を誇る大家を獲得。計算の立つ先発投手として、浮上を託す。

 エース三浦は調整が遅れ、1軍から外れている。先発として期待した若手の山口はチーム事情から抑えに回った。開幕直後は先発を任された吉見、藤江は2軍に降格し早くも再編を余儀なくされていた。開幕10試合で3勝7敗と出遅れたこともあり、球団幹部は「先発を強化しないと。このままでは尾花監督がかわいそう」と話していた。
 米国ではマイナーも含めて複数の球団を渡り歩き、経験豊富な大家は、横浜にとって先発ローテーションの一角を担える存在。大家は日本球界復帰の可能性について「条件次第」と語っていた。メキシコの球団を自由契約になり、働きの場を求めていた右腕と、横浜の意向に相違はなかった。
 大家の日本球界復帰は12年ぶり。期待を集める34歳にとって、プロ生活のスタートを切った球団でのプレーは、やりがいがあるだろう。

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2010年4月7日のニュース