15億円より出場機会…城島、日本球界に“活路”

[ 2009年10月20日 10:18 ]

7月16日、インディアンス戦で三盗を阻止したマリナーズの城島

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 ダイエー、ソフトバンク時代は押しも押されもせぬ攻守の要。日本では毎日試合に出るのが当然だった城島は、ベンチからどんな気持ちでマリナーズの試合を見つめていたのか。
 「体が何ともないのに出られないのはきつい」。今季は試合後、だれもいないロッカールームで寂しそうに話すのを何度か聞いた。けがもあり、試合に出たり出なかったりという状態を招いた責任はもちろん自分にあるが、日本にいたころに比べ復調のリズムをつかみにくかったのは確かだ。
 一方、チームは2009年から本格的な再建期に入り、若手に出場機会を与える場面が増えていた。ズレンシック・ゼネラルマネジャーは家族の生活する日本に戻ることを希望したと話したが、初めて日本の捕手としてマスクをかぶった06年から状況は大きく変化していた。城島は残り2年で得られる約15億円の年俸よりも、多くの出場機会を求めた。
 移籍2年目の途中から打撃不振に苦しんだが、足腰をうまく使った送球などで日本の高い技術を示した。今季の盗塁阻止率も5割以上。衰える雰囲気にはほど遠い。慣れ親しんだ日本球界で復活する可能性は十分ある。(共同)

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2009年10月20日のニュース