ドジャースは殺し文句「ロビンソンになれ」

[ 2009年10月20日 06:00 ]

面談を終えたLAドジャース・ホワイトGM補佐

 花巻東・菊池雄星投手(18)は19日、メジャー8球団との面談をスタート。

 メジャーのトップで面談を行ったドジャースのホワイトGM補佐は、菊池への大きな期待を口にした。「ジャッキー・ロビンソンのように、パイオニアになってほしい」。1947年に黒人初のメジャーリーガーとなったド軍OBの名を挙げ、日本人高校生の先駆者になることを希望した。同席した小島日本担当スカウトも「自分はワールドシリーズで投げられる投手をスカウティングしている」と高い評価を口にした。

 菊池がメジャーを選択した場合の本命と見られているド軍は、30枚に及ぶ球団案内を持参。専属通訳をつけることも約束した。育成システムに強い関心を持つ左腕に、現在活躍している若手選手の成功例も示した。ド軍スカウト部門のトップである同GM補佐は菊池が高校1年からトイレ掃除を継続していることも知っており「ドジャースタジアムにはたくさんトイレがあるよ」とユーモアも交えてアピールした。

 ホワイトGM補佐は、チームがリーグ優勝決定シリーズを戦う中での来日。2泊4日の強行日程で、20日には米国へ帰国。早速、トーリ監督や球団幹部に面談の報告をし、菊池からの吉報を待つ。

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2009年10月20日のニュース