ロッテ来春キャンプにマダックス臨時コーチ

[ 2009年10月20日 06:00 ]

 ロッテが来春の沖縄・石垣島キャンプにメジャー通算355勝右腕のグレグ・マダックス氏(43)を“臨時コーチ”として招くプランを進めている。

 球団関係者は「マダックスを講師として呼びたい。(現役時は)針の穴を通すコントロール、日本人に近い投球スタイルで練習量も多かった」と説明。ミーティングなどでの講演依頼に加えて、直接指導も仰ぐ意向だ。

 今季チーム防御率4・23はリーグ5位。2年連続Bクラスの一因となった投手陣の再建は急務となっている。そこで浮上したのが多彩な変化球を抜群の制球力で操り“精密機械”と呼ばれたマダックス氏の招へいプラン。同氏は20年連続2ケタ勝利などメジャー屈指の技巧派投手として活躍。チームの投手陣は清水、唐川ら制球力で勝負するタイプが多いだけに、球団関係者は「あれだけの投手の話を聞ければ、選手にとって大いにプラスになる」と期待する。

 今後は08年にパドレスでチームメートだった井口を通じて連絡を取る方針。“マダックス先生”から巧みな投球術を学んで来季巻き返しを図る。

 ◆グレグ・マダックス 1966年4月14日、米テキサス州生まれの43歳。84年ドラフト2巡目でカブス入団。ブレーブス、パドレス、ドジャースなどで大リーグ歴代8位の通算355勝。08年シーズンを最後に現役を引退した。92年から4年連続でサイ・ヤング賞を受賞。20年連続2ケタ勝利は史上初で、ゴールドグラブ賞18度は最多。ブ軍時代はグラビン、スモルツとの「最強3本柱」で黄金期を築いた。

 ≪西村新監督 千葉マリンの監督室開放≫ロッテの西村新監督が千葉マリンの監督室を開放する。何かと前面に出ていたバレンタイン前監督とは一転、選手を前面に押し出す新監督は「選手は自由に監督室に入って来ていい。トレーナー室が埋まっていたらソファで横になってもらって構わない」とも話した。

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2009年10月20日のニュース