オビまた新球!今度はツーシームも覚えた

[ 2009年10月20日 06:00 ]

オビスポ(右)は尾花投手コーチに2シームの握りをアドバイスされる

 巨人のオビスポが19日、ジャイアンツ球場の投手練習で尾花投手総合コーチからツーシームを伝授された。21日から始まる中日とのCS第2ステージで先発確実な右腕が、またまた新球を手に入れた。

 ブルペンでの投球練習中、オビスポは尾花コーチからボールの縫い目に沿って指をかける握りを教わった。直後のボールは、直球のような速さで右打者のひざ下に食い込むような軌道を描いた。「賢いし器用だからのみ込みがいい」と助っ人を評する尾花コーチは「(制球できる)確率は半々だけど、あんなに速いボールが右打者に食い込んだら怖い。面白いと思う」とぶっつけ本番での新球解禁に太鼓判を押した。井端、荒木に和田、ブランコと中日は右打者が中心だけに本人も「練習はしていたけど、試合では投げたことがない。大事な場面で決め球として使いたい」とその気だ。

 8日の練習では原監督から縦に曲がるスライダーを伝授され、13日のフェニックスL・斗山戦(ひむか)で試投。「(CSで)もちろん使う」と手応えを得たばかりだ。もう一つの新アイテムを手に入れた助っ人が、チームを日本シリーズへ導く。

 ≪相手は決まった!原監督「一戦必勝で」≫19日は静養した原監督は、21日のCS第2ステージの対戦相手が3年連続で中日に決まったことを受け「さらにしっかり準備して、シーズン中と同じように一戦必勝で戦っていきます」とコメント。16日から3日間の宮崎合宿中には現地で行われているフェニックスリーグに主力選手らが参加してコンディションを維持した。20日は本拠地・東京ドームで練習を行い、ライバルとの決戦に備える。

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2009年10月20日のニュース