菊池「もっと長く面談したかった」日米の差を再認識…

[ 2009年10月20日 21:46 ]

 4日間で日米20球団という過密日程を終え、花巻東の菊池は「もっと長く面談したかった」と心境を吐露した。

 各球団とも30分の持ち時間の中で精いっぱいのアピールをした。日本の球団は多くが自軍のことよりも日本残留を主張。大リーグ側は日米の摩擦を避けるため具体的な条件の提示を自粛しながら、生活面でのサポート態勢などを示した。「もし中途半端な気持ちなら日本にいた方がいい」と語るマリナーズの山本日本担当スカウトのように、あえて厳しい言葉で刺激する球団もあった。
 今回は日米の違いを実感する貴重な時間となったようだ。菊池は「新たに見えてきたものがあり、さらに迷っている」。進路決定にあたって判断に十分な材料を得たという点で、18歳にとっては有意義な話し合いだったといえる。
 佐々木監督も「日本の場合は即戦力でやっていくという話もあった。米国は(選手を)さらに大きくするため地に根を張ってからデビューさせる」と日米の差を再認識。ドラフト会議が迫っているが「短い時間の中でじっくり考え直して、本人が決める」と教え子の意思を尊重する姿勢だ。

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2009年10月20日のニュース