「ミスターメイ」杉内3年越し5月11連勝

[ 2009年5月11日 06:00 ]

<ソ・西>ファンとハイタッチする杉内俊哉

 【ソフトバンク8-1西武】「ミスターメイ」は健在だった。今季3度目となる本拠地のお立ち台に上がったソフトバンクの杉内は「きょうはいけると思った。自分らしいピッチングができた」と大声援に笑顔で応えた。西武打線を相手に8回を4安打1失点で4勝目。過去3度も月間MVPに選ばれている5月は、07年5月1日の楽天戦(ヤフードーム)から3年越しの11連勝となった。

 2回から8回まで毎回の12奪三振。特に両リーグトップの13本塁打を放っている主砲・中村を完ぺきに封じ込んだ。2回と4回は見逃し、7回1死三塁のピンチでは空振りで3打席連続三振。「四球OKで、際どいコースを狙っていった結果」と、すべてフルカウントからの直球勝負だった。8回2死からボカチカに一発を浴び、今季初完封こそ逃したが、4月22日以来、18日ぶりに3位に浮上した秋山監督も「きょうは杉内のピッチングに尽きる」と称賛した。
 スタンドには、えりか夫人、長男・咲哉(さくや)君とともに母も駆けつけていた。親思いで知られる杉内は「いいプレゼントになった」とはにかんだ。

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2009年5月11日のニュース