ボーグル&高橋光1発!虎60勝一番乗り

[ 2008年7月29日 18:35 ]

5回、勝ち越しソロを放った高橋光(中央)を祝福する阪神ナイン。右端は打たれたヤクルト・石川

 【神4-3ヤ】阪神が8回表途中、降雨コールドゲームで勝ち、両リーグを通じて60勝に一番乗りした。2―3の4回にボーグルソンの1号ソロで同点とし、5回に高橋光の2号ソロで勝ち越した。ヤクルトの石川は5回4失点で8敗目。

 連打あり、一発あり。前半戦の締めくくりで、阪神は多彩な攻撃を見せた。2位を15ゲーム差近く離して独走優勝した2003年と同じく、7月中に60勝に到達した。

 0―2の3回。今季の戦いを凝縮した攻めを見せた。先頭の赤星が中前打で出塁。「いろんなことができる選手。今までと違う攻撃パターンができる」と岡田監督を喜ばせる平野が魅せた。一塁線に転がす絶妙なバント安打で、一、二塁と好機を広げた。2番や5番、この日は3番と、どの打順でもこなす関本が内野安打で満塁。続く金本が同点の右前打。一気の4連打で畳み掛けた。

 中盤は一発攻勢だ。2―3と勝ち越された直後の四回に、投手のボーグルソンが左越えに同点の1号ソロ。5回は「0―20でも、どんな場面でも平常心。常に気持ちは一緒」と言う高橋光の一振りで勝ち越す。石川の外角の変化球を、右越えに強く流し打った。価値ある2号ソロに「与えられたところでしっかり頑張るしかない」と高橋。

 ナインがそれぞれの役割を全うした白星に、指揮官は「球宴明けも日替わり(ヒーロー)よ」と自信を漂わせた。

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2008年7月29日のニュース