2回KO上園を首脳陣ばっさり

[ 2008年7月29日 06:00 ]

 【阪神3―4ヤクルト】阪神は初回に鮮やかな先制攻撃で2点を先攻しながら逆転負け。試合の流れを悪くしたのは先発の上園だった。直球に切れを欠き、2回3失点であえなくKO。前回22日の巨人戦(甲子園)でも2回4失点と序盤で崩れた昨年の新人王右腕は「完全に自分の責任」と声を落とした。

 四球で走者をためて痛打を浴びる最悪の展開に岡田監督は「(先に)2点もらっといてな。前と一緒やろ。どうしようもない。ずっと悪いよな。(後半戦は)そんなに先発もいらんからな。本人も分かってると思うけど」とあきれ顔。久保チーフ投手コーチも「もろすぎ。球を低いところに集める力がない」と切り捨てた。
 打線も5回以降は無得点に終わった。腰痛のため3試合ぶりに先発を外れた新井も1点を追う8回1死から代打で登場したが、三振に倒れた。それでも巨人が敗れ、マジックは1つ減って42。優勝へ向け一歩前進した。

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2008年7月29日のニュース