先発見当たらない!不安残すソフトB

[ 2008年7月29日 22:32 ]

 【ソ2-5日】試合後のミーティングで、ソフトバンクの王監督は「彼らが帰ってくるときに、十分(優勝の)チャンスがある距離にいないと」と、選手たちに諭したという。「彼ら」とは、五輪代表の杉内、和田、川崎のこと。しかし、球宴前最後の2連戦を連敗で終えたソフトバンクには、8月に向けて不安が残った。

 本来なら初戦に先発予定だった杉内が、背中に張りを訴えて登板を回避したことが連敗の引き金となった。五輪を控え、大事を取っての措置だったが、その結果、1戦目はパウエルが予定を1日繰り上げて登板し、打たれた。2戦目のマウンドにはプロ初先発の陽耀勲が上がったが、一回途中、わずか19球で降板した。

 開幕ローテーションにいた新垣と大場は不振のため2軍調整中で、復帰時期は未定。杉内、和田が抜けた穴を埋める先発投手が、見当たらない。

 王監督は「トップの西武の背中が、くっきりではないが、見えている。十分つかまえられる」と言う。だが、2位を争う日本ハムとの対戦成績は、これで5勝11敗。早くも負け越しが近づいてきた。

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2008年7月29日のニュース