村中 立ち上がり2失点も粘って6勝目

[ 2008年7月29日 06:00 ]

<ヤクルト・阪神>6勝目を挙げたヤクルト先発・村中

 【ヤクルト4―3阪神】立ち上がりは最悪でも、勝利につなげた。ヤクルトの村中が6回7安打3失点で6勝目。「一番悪かった。制球が全然ダメ」。反省しきりだったが、粘りに成長が見えた。

 初回、3四球2暴投1安打で2失点。同僚の川端、川本らに「テンポが悪い」と助言され、3回から投球間隔を早めた。7安打を許したがクリーンアップは無安打。ち密な投球術もさえた。夏場に入り、開幕時には投げていなかったカットボールを混ぜるようになった。直球と球速差は3~5キロ。打者にも分かりにくい球種は武器となった。高田監督は「悪いなりに試合をつくれるようになった」と称えた。
 「チームの雰囲気が悪かったので何とか止めたかった」。今季19試合中、12試合で6回3失点以内と試合をつくっている20歳が、チームの連敗を4で止めた。

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2008年7月29日のニュース