PL1年4番・勧野、投打に奮闘も届かず

[ 2008年7月28日 06:00 ]

<近大付・PL>3回表2死一塁、勧野が左越えに2ランを放つ

 【PL学園7―8近大付】“清原2世”の高校最初の夏が終わった。延長12回、遊撃・里村主将の悪送球で悪夢のゲームセット。清原にあこがれPL学園に進学した勧野(かんの)は人目をはばからず泣いた。「野球で泣いたことはあるけど、こんなに悔しい思いはありません」

 この日も「4番・投手」で出場。投げては4回1/3を2失点に抑えれば、3回に今大会2号となる左越え2ラン、7回1死満塁でも左前2点打と奮闘した。それでも届かなかった聖地。落ち着きを取り戻した勧野は、先輩の無念が痛いほど分かるだけに「投手でも打者でも自分としては全力を出せた。甲子園に行けるように頑張りたい」と来年のリベンジを誓った。今大会全試合で安打を放ち打点を挙げた。そして1年夏の清原と並ぶ2本塁打。14打点は大幅に上回った。
 名前の甲輝は甲子園で輝くという意味。来春こそは大舞台で大暴れしてみせる。

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2008年7月28日のニュース