松坂12勝目なるか ツーシームで勝負!

[ 2008年7月28日 14:17 ]

22日のマリナーズ戦で笑顔を見せるレッドソックスの松坂

 改善の余地を残した上で勝率9割を超えている。レッドソックスの松坂大輔投手は28日(日本時間29日)、エンゼルス戦で12勝目を狙う。

 球宴前は10勝1敗。だが四球が多く、球数が増えてすっきりした内容は少なかった。前回のマリナーズ戦はテンポの良い投球で8回途中まで2失点の好投。特に右打者の内、左打者の外へと動くツーシームを効果的に使い、投球の幅を広げた。
 キャンプから取り組んできた球種だが、ここまではあまり使っていない。松坂は「前回はたまたま良かった。まだ練習中だから」と言う。試合で使う怖さには「最終的に使えるかどうかは緊迫した場面で投げられるかどうか。そういう意味で試合は絶好の機会。もちろん痛い目にも遭うでしょうけど、覚悟してやっている」と平然と答えた。
 完成された投手というイメージがあるが、調子の波、成績のよしあしにかかわらず、常に「挑戦」を続けるのが持ち味。昨季は5勝6敗と失速した後半戦を乗り切るためにも「1億ドル右腕」は進化を続ける。(共同)

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2008年7月28日のニュース