日本ハムが大勝で2位浮上!武田勝5勝目

[ 2008年7月28日 21:49 ]

 【日10-2ソ】日本ハムは1回に田中、稲葉、小谷野の3連続適時打で3点を先行。その後も稲葉の適時打や金子誠の1号ソロなどで着実に加点し、大勝で2位に浮上した。武田勝が7回1失点で5勝目。ソフトバンクは先発のパウエルが誤算だった。

 日本ハムの武田勝にとって、ホークスは「お得意さま」。7勝1敗、防御率1・64と抑え込んでいる。前回対戦した13日には初黒星を喫したものの、8回を4安打2失点だった。

 この日は7回を5安打、ソロ本塁打による1失点。ボール先行と本調子ではなかったが、3回2死一、二塁で松中相手に変化球を続け、空振り三振に仕留めて勢いに乗った。バットをグラウンドにたたきつけて悔しがった相手主砲をよそに「自分の中で自信がついた。あそこがポイントだった」と5勝目を振り返った。

 スライダーの切れ味が抜群だった。1回1死二塁から松中を遊飛、小久保を空振り三振に仕留めたのは低めのスライダー。右打者の内に食い込み、左打者からは遠ざかる球で、再三のピンチを切り抜けた。

 抜群の相性から、登板日を遅らせた。そのかいもあり、連敗で前日に3位に転落したチームは、すぐさま2位に再浮上。「きょう勝って、流れを変えたかった。試合をつくれて良かった」。自身の連敗も3で止めた左腕は、見事に託された役目を果たした。

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2008年7月28日のニュース