番長万全!2回完全で寺原に刺激

[ 2008年2月28日 06:00 ]

<横浜・韓国SK>1回無死、SK先頭の金を捕邪飛に抑える横浜先発・三浦

 【横浜5―0韓国SK】“ハマの番長”が開幕へ絶好のスタートを切った。初実戦の練習試合・韓国SK戦で先発した横浜の三浦が2回をパーフェクト。風速10メートルの強い向かい風が吹き荒れる悪条件も関係ない。カットボール、カーブ、スライダー、シュート、フォークの全球種を低めに集め、4つの内野ゴロを奪う抜群の安定感を見せつけた。「思うようなところに投げられた。まだ変化球には微妙な誤差があるけど、仕上げていきたい」と淡々と振り返ったが、大矢監督は「内容が良かった。ボールがきちんと集まるし、予定通り」と全幅の信頼を口にした。

 プロ通算117勝も開幕戦は勝ち星に恵まれず6連敗中。昨年は寺原の12勝に対し、11勝と下回り、約束されていた開幕投手の座を今年は保証されていない。だが「オレは負けず嫌い。負けっ放しじゃ納得できない」と闘志をむき出しにする。今キャンプも「寺原には当然負けたくないと思っている」と3・28開幕・阪神戦(京セラドーム)と語呂合わせとなる328球を投げ込むなど、ブルペンでの総投球数は投手陣で最多の2000球を超えた。
 「オレは開幕で投げてきているから借りは開幕でしか返せないよ」。28日の韓国・三星戦に登板する寺原に刺激を与える快投。開幕投手の座を明け渡すつもりはない。

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2008年2月28日のニュース