岩村 守りでもリーダー役に

[ 2008年2月28日 06:00 ]

二塁の守備を無難にこなす岩村

 レイズの岩村明憲内野手(29)が26日(日本時間27日)、今キャンプ初の紅白戦に主力組の1番・二塁で先発し、2打数2安打の活躍を見せた。今季からコンバートされる二塁の守備も無難にこなし、打撃だけでなく守りでもリーダーとしてチームを引っ張ることを宣言。チーム名を変え、弱小球団からの脱却を図る新生レイズを2年目の背番号1が仕切る。

 絶好調男が今季初の実戦から全開だ。初回、昨季抑えを務めたレイエスの直球をカウント0―1から鋭い当たりで中前へ。3回の第2打席はオーベラの初球を、左前へはじき返した。投手に比べ仕上がりの遅い打者は目慣らしの段階だが、好球必打。主力は4回で交代したが、安打を放った唯一の選手が岩村だった。
 「去年はオープン戦の時期に考えすぎてあたふたした部分が正直あった。今年は見えているものが違うから」。昨年のこの時期、慣れない環境に苦しんだ姿はなかった。課題に挙げる二塁の守備も、守備機会は1度だけだがゴロを華麗にさばいた。イニングの合間に行われたバント練習でも一塁ベースカバーを無難にこなした。二塁は昨年の最終戦で1試合守った経験しかないが「あの時とはレベルが違う。練習してきたものと自信もありますから」と自主トレからの成果に胸を張った。
 二遊間を組む新加入のバートレットは昨季、大リーグ全選手中ワーストタイの26失策と守備に不安を残す。岩村は「二塁からなら捕手のサインも見えるし、コースによって打球の予測もできる。そこも考えていきたい」と通常、遊撃手がリードを取る内野陣のリーダーとして陣頭指揮を執る考え。若手中心のチームにあって練習中は数人を後ろに従え、積極的に声を掛け続ける姿にはボスの風格さえ漂う。
 「彼は頭のいい選手。学習する最高の教え子だ」とマドン監督も全幅の信頼を寄せる。球団名を10年間で9度の最下位に沈んだデビルレイズからレイズと変更し臨むシーズン。岩村は「初日に補強した選手を見てから、このチームに毎日興奮している。今年は上を本気で倒せる」と目の色を変えた。強気な言葉は、単なるリップサービスには聞こえなかった。

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