由規が高校卒業「3年で世界変わった」

[ 2008年2月28日 17:54 ]

 昨夏の甲子園大会で大会最速とされる155キロを記録したヤクルトの大物ルーキー、由規投手(18)=本名佐藤由規=が28日、仙台育英高を卒業した。入学当初の球速は130キロほど。「野球部が掲げた『本気になれば世界が変わる』という言葉を胸に努力を続けたら、本当に世界が変わった」と卒業式後の会見で感慨深そうに話した。

 昨秋のドラフト会議や1月の合宿所入寮の際、家族との別れに涙を浮かべ、涙もろいイメージがすっかり定着しているが、「今日は大丈夫でした」の言葉通り、式典では野球部の友人と笑顔で談笑するなどニックネームの「号泣王子」も“卒業”した様子だった。
 「日本学生野球協会会長賞」の表彰を受け、記念品を手渡されると、式典会場のあちこちでカメラのフラッシュが光った。
 式典に先立ち由規投手は、野球部の佐々木順一郎監督について「『ありがとう』というひと言だが、言葉だけでなくプレーで恩返ししたい」と話した。

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2008年2月28日のニュース