ついに捜査要請、クレメンス窮地に

[ 2008年2月28日 16:07 ]

 やはり追及からは逃れられなかった。米下院のメンバーが27日、偽証の疑いでクレメンスを捜査するよう司法省に申し入れた。「(ドーピング疑惑は)過去のこと。今は野球のときだ」。通算354勝の右腕は26日にアストロズのキャンプ地で、そう言ったばかりだった。

 13日に米下院で開かれた公聴会でクレメンスは新しい証拠を示せなかった。クレメンスのドーピングを告白した元トレーナーのマクナミー氏は、ヤンキースのペティットの証言を後ろ盾とし、ほかにも新たな材料を提供。公聴会は否定を続けるだけのクレメンスに不利に働いた。
 本来問題提起の場である公聴会だが、そもそもクレメンス追及を目的として開かれた観もある。予定より約1カ月遅れでの開催は、ドーピング疑惑を徹底的に否定するクレメンスを狙い、事前に周到な証拠集めをしたからだろう。ドーピング一掃に、スター選手告発の“ショック療法”が必要だとしたら、クレメンスほどの対象はいない。
 サイ・ヤング賞7度の大投手が、どん底に落ちるのか、あるいは名誉回復を果たすのか。球界首脳やファンではなく、司法機関がそれを決めるところまで来てしまった。(共同)

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