朝青龍ご機嫌!熱戦制し7連勝

[ 2009年11月22日 06:00 ]

<大相撲九州場所・7日目>東海道五十三次の帯を締めサインする朝青龍(福岡国際センター)

 【大相撲九州場所7日目】朝青龍が鶴竜を下し、初日からの連勝を7に伸ばした。今場所初めて10秒を超える、42秒3の熱戦。がっぷり四つになってからも慌てず、右上手をしっかりつかむと力強く投げ捨てた。

 内容については「左を簡単に差されたのが良くないね」と反省したが、表情は明るい。平幕で全勝の嘉風について聞かれても「地元は九州だろ。1年に1回の九州で家族とか見に来るだろうしな。横綱だけじゃ面白くないでしょ。盛り上げてほしいね」と余裕のエール。今場所初の満員御礼についても「歓声がいいね。場所らしい感じになってきた」とご機嫌だった。帰り際には歌川広重作の東海道五十三次の浮世絵がデザインされた着物の帯を見せびらかし「この帯どうだ。280万だぞ」と自慢。ノリノリの状態で、連勝街道を突っ走る。

 ≪白鵬 初の内掛けで7連勝≫白鵬が把瑠都を下して7連勝を飾った。鋭い踏み込みから左前みつを取り、相手に二本差されながらも慌てずに右内掛けで仕留めた。内掛けで勝ったのは初めてで「もうあれしかなかった。あそこで止まったら、どうなっていたか分からなかった」としてやったりの表情。腕相撲では「負ける」という“エストニアの怪人”に対し11連勝となり「相撲は力じゃないですから」と胸を張った。

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2009年11月22日のニュース