ドライバーに悩む遼くん 池田は復調、再逆転に意欲

[ 2009年11月22日 17:53 ]

 【ダンロップ・フェニックス】残り2戦。若い2人の賞金王争いは、いよいよ大詰めを迎える。勝利の女神はどちらにほほ笑むのか、ますます目が離せない状況となってきた。

 この大会でアンダーパーはわずか1ラウンドに終わった石川は、ドライバーの不振に頭を悩ませている。パー3の4ホールを除いた14ホールでフェアウエーをキープしたのはわずか3ホールだけ。決勝ラウンドに進出した63人中最下位の数字だ。「練習場では今季一番くらいの感触」というが、2打目で粘りのあるラフやバンカーからのショットを強いられ、苦戦が続いている。
 それでも賞金王の話題になると「2度と訪れないチャンスかもしれない。本当に逃したくない。調子はよくなっている。来週が楽しみ」。口調には自然と力がこもる。
 石川との差はやや開いた池田だが、この日は攻めのゴルフを展開し、6バーディーをマーク。4日間を通じて初めてアンダーパーで回った。
 前週を終えた時点では「歩けなかったほど」という腰の状態も連日のはり治療、電気治療などで「数段ましになった」という。笑顔を浮かべ「ゴルフは少しずつよくなっている」と語る姿からは、再逆転への強い意欲がのぞいた。

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2009年11月22日のニュース