北島 200Mで負けちゃったけど「上出来」

[ 2009年11月22日 06:00 ]

 競泳男子平泳ぎ五輪2大会連続2冠の北島康介(27=日本コカ・コーラ)が21日、東京・豊島区で行われた東京SC招待記録会の200メートルに出場。決勝は2分14秒31で立石諒(20=慶大)に次ぐ2位で、国内公認大会では06年4月の日本選手権以来となる黒星を喫したが「上出来」と手応えをアピールした。

 この日の朝、平井伯昌コーチにアドバイスを受けて泳ぎを微調整。同コーチは「ストロークに体力が負けて、最後まで持たなかった感じ」と笑ったが「(練習再開後)1カ月ちょっとでよく泳いだ。泳ぎは7割できているから、あとは練習さえ積めば」と喜んだ。
 「理想がイメージとして残っているから今の(体力)レベルではない泳ぎをして、無理やり感があった」と北島。来年4月の日本選手権に向け「勝とうとは思ってない」とニヤリと笑ったが、その顔は言葉とは裏腹に、自信に満ちていた。

 ≪立石“現役”の意地≫平泳ぎの中心選手として今年の世界選手権にも出場した立石が、150メートル付近で北島を逆転して優勝。今月中旬まで行ったグアム合宿で左ひざを痛めていたが、2分12秒65とまずまずの記録で“現役”の意地を見せた。「北島さんを意識すると自分の泳ぎができなくなるから、あまり見ないようにした」と笑ったが、「復帰してここまで泳ぐなら(来年4月の)日本選手権は怖いな、と思った」と話した。

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2009年11月22日のニュース