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“新”放流効果で尺上9匹 短時間で良型ザクザク

[ 2016年11月25日 05:30 ]

良型の引きを楽しんでいた星野さん
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】埼玉県のびん沼川は富士見市、さいたま市境にあり、全長約6キロの釣り場は魚影が濃くいつでもどこでもヘラブナ釣りが楽しめる。短時間で良型の秋べラが爆釣できる数少ない釣り場の一つだ。 (スポニチAPC 上田 観水)

 新ベラ放流で砂塚橋周辺は釣り人で埋め尽くされる中、底釣りを始めるとチクッ、尺上を釣り上げて気を良くした後は底掛かりが多い。

 新ベラ情報を求めて放水路まで足を運ぶと、星野和浩さん(48=会社員、練馬区)が「幼少のころはこの沼地でフナ釣り…、改修後も月に数回は釣行しています」。その言葉通り、「寄せは1時間」「昨日は良かったのに今日は…」などという周囲のボヤキをよそに、しきりに竿を絞り3時間ほどで15匹釣り上げた。

 9尺竿、上餌「段底」、下「α21」で底釣りを始めてセオリー通り?寄りが始まったのか続けて尺上が3匹。「段底」餌のバラケが早く上ずり気味となりタナを1メートル上げると当たりはさらに活発になり18匹釣り上げて納竿だ。

 釣り場で出会った釣友も「一日の釣りでは50匹は堅いのだが…」と、尺上を9匹、25センチ超級を13匹釣り上げ、お昼で帰路に就いた。

 年内は宙釣り、厳寒期を迎えると長竿を使い底釣りが効果的だ。

 ≪ポイント≫
 (1)砂塚橋周辺=人気No.1。新ベラ回遊と荒川の流入、排水で魚影は濃い。底や宙釣り、厳寒期は長竿が有効。

 (2)びん沼橋周辺=新ベラ放流場所とあって魚影の動きは激しい。カーブから船渡橋に向かっては底釣りポイントが多い。

 (3)放水路=回遊は多いが魚群の足は速い。風にも強く短竿で回転の速い宙釣り、しっかりした餌打ちで底釣りが効果的。

 ≪攻略法≫
 寒い時季は餌の使い方に留意。仕掛けは上ハリス10センチ前後、下は50~60センチが目安の段差釣り。上餌「段底」で集魚効果を狙いバラケ具合を「粒戦」で調整。下は「力玉」「感嘆」「グルテン」などに「サナギ粉、コーラ、製菓用酒類」を混入したものが効果的という情報もあるが、軟らかくスーッと口にするものが効果的。

 ▼釣況 埼玉県南部漁業協同組合=(電)048(642)5706。入漁料は400円。年券3000円(3月から1年間)。フェンスの張ってある場所は釣り禁止。 

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