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三重交通 ネットで話題集めた公式キャラの名称決定 「性的だ」批判に屈せず…「素晴らしい企業対応」

[ 2024年4月17日 09:23 ]

三重交通公式X(@miekotsu_bus)から

 近鉄グループの三重交通株式会社が、公式サイトを通じ、グループ創立80周年を記念して制作した公式キャラクターの名前が決まったと発表した。一時ネットのトレンド入りするなど、話題を集めたキャラクター。女性運転士を「神都(しんと)あかり」、男性運転士を「鈴鹿翔琉(すずか・かける)」と名付けた。

 今年1月、80周年にあわせた記念事業の一環として、同社初となる公式キャラクターを発表。男女の運転士のイラストで、名前を公募すると発表していた。

 この女性のイラストが「くびれを強調している」「女性だけ性的だ」などと、ごく一部から性的なイメージを喚起されると指摘が。ネット上では擁護の声などさまざまなコメントが上がり、一時トレンド入りするなど注目を集めていた。

 この日、同社はキャラクターの名前について「想定を上回る3088件のご応募をいただきました」と報告し、「ご応募いただいた皆さまに厚く御礼申しあげます」と感謝。女性運転士を「神都あかり」、男性運転士を「鈴鹿翔琉」に決定したと呼びかけた。

 選定理由としては「当社の本社が所在する三重県の地名を含み、また、キャラクターの設定を連想させる単語を含むものとしました」という。「神都あかり」は「神宮のお膝元である伊勢のまちと当社路線バスの名称(神都バス、神都ライナー)から、また、『あかり』は同キャラクターの『明るく前向き』な性格が反映されているため」とし、「鈴鹿翔琉」は「『F1日本グランプリ』の開催地として知名度の高い鈴鹿、また、『翔琉』はバスが走るさまと未来への輝かしいイメージが反映されているため」とそれぞれ理由を説明した。

 この発表に、X(旧ツイッター)では「変なクレームに断固として対応されたのでさすがです」「素敵なお名前!2人の活躍をこれからも応援いたします」「よく頑張った!後々も変なクレーム来るかもしれませんが負けずに頑張ってください」「不必要な攻撃に屈せずキャラクターを守って頂きありがとうございました」「本当によかった」「素晴らしい企業御対応でした」と、称賛するコメントが多く寄せられた。

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