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本命アカムツ 感覚つかめず1匹 相手は「超高級魚」

[ 2017年9月15日 07:25 ]

本命の“赤いダイヤ”アカムツをゲット
Photo By スポニチ

 【釣り姫見参!】茨城県波崎沖でアカムツが釣れている。食べておいしい“超”がつくほどの高級魚を狙って“釣り姫”ことふくだあかりが乗り込んだのは波崎・はまなす丸だった。

 ポイントは波崎沖の120〜140メートル。オモリは120号とかなり扱いやすいタックル。2本バリの胴突仕掛けに、餌は外套(がいとう)膜を取ったホタルイカ。釣り方は底から2、3メートルを丁寧に誘うのがセオリー。底を狙う魚だから、そんなに難しくはない。ジグでも度々釣ったことはあるし、餌を使えばきっと5匹ぐらい釣れるんじゃない?なんて思っていたのだけれど、そんなに甘くはなかった。

 隣のベテランさんの動きを見ながら、底から誘い上げや誘い下げ、たまに置き竿にしながら当たりを待ってみるものの、なかなか来ない。たまに食ってくるのはムシガレイやユメカサゴやアジ。周りは順調に本命を釣り上げているのに、私には釣れない。

 途中、岩礁帯がある場所で、中型のサイズを1匹釣ることはできたけれど、どうやって釣ったのかよく分からず、まるでパターンがつかめないまま終わってしまいました。

 この日の船中の釣果は1〜8匹。最大42センチの大型も出て、いい日だったにもかかわらず私がスソ。なかなか恥ずかしい。

 でもなぜかは途中から気づいていた。私はシンプルにムツバリのみの仕掛けを使ったのだけれど、よく釣っている人の仕掛けにはケミホタルや水中ライト、ケイムラチューブやビーズなどを付けてそれぞれ工夫しながらアピール力を上げていた。たしかにジグでもグローカラーは絶対使うし、派手なカラーに食いつきがいいから、餌だって同じことが言えるのに、なぜそこに気がつかなかったのか。

 今回私は1匹しか釣れずに、ノドグロざんまいぜいたくディナーとはいかなかったけれど、浅場に上がってくる10月いっぱいまでは数もサイズも狙えるので、ぜひチャレンジしてみて。「超高級魚のツ抜け」も夢じゃありませんよ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、波崎・はまなす丸=(電)0479(44)4627。集合は午前4時半。乗合1万2000円。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。

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