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まだまだ楽しい 遡上者の強い引き 終盤戦 型は小ぶりも数安定

[ 2017年8月28日 10:23 ]

用意した椅子に腰掛けてアユを狙う筆者
Photo By スポニチ

 【2017 アユ】アユも終盤戦。92歳の現役釣り師でスポニチAPCの太田宗家が秋田県皆瀬川に遠征釣行。現地からリポート。神奈川県中津川は9月に入ってからも十分に楽しめる。

 ◎秋田県・皆瀬川

 「今年は遡上(そじょう)が多く、慣れない人でもよく釣れる」と耳寄りな話。早速、仲間を誘って出掛けた。

 情報の主は、漁協の役員で岩城橋下でオトリ店を任された佐藤敏夫さん(70)と、最上流の小安峡温泉の旅館「こまくさ」店主、佐藤一美さん(58)。敏夫さんは毎日、川を見て歩いているし、一美さんは15年ほど前、筆者の仲間で宇都宮市の名手、仲田邦夫さん(69)の友釣りの手ほどきを受けて以来、シーズン中はほとんど毎日竿を出している。釣り場にごく詳しい。

 釣行は22日から3泊4日。初日はあいにくと雨、お二人に様子を聞くだけ。2日前から入川していた仲田さんが雨で昼上がりしてきた。午前中2時間、最下流の皆瀬頭首工下で竿を出し18匹。前2日は雄平橋下で43匹と38匹ということだった。

 23日は曇り時々雨だったが、一美さんの勧めで中流区の黒沢川出合いの上に92歳の筆者をはじめ4人で入川。流心部に岩盤や大石がある平瀬で、比較的釣りやすいポイント。ぼつぼつと釣れて午後4時までに栃木県那須町の井上敏雄さん(80)が23匹でトップ。他の3人もツが抜けた。型は14〜15センチが大半で20センチ超は交じる程度だった。

 24日は仲田さんが前回に入川、大釣りをしたという国道398号線久保橋下へ全員で入ったが、午前10時ごろから雨が降りだし、強烈な雷もあって早々に退散。4人ともツ抜けには届かなかった。最終日の25日は雨の上、川は増水、濁りも強くなる…ということで断念した。

 4日の予定が実質1日半となり、もうひとつ残念だったが、小型ながら遡上物の強い引きは楽しめた。

 アユは例年より多く、釣り人も少ないので、9月半ばまでは充分楽しめるという。(スポニチAPC 太田 宗家)

 ▼釣況 佐藤オトリ=(電)090(4040)2300、旅館「こまくさ」=(電)0183(47)5181。

 ◎神奈川県・中津川

 9月を間近にして徐々に本領を発揮している。現在、釣れるアユのサイズは14〜20センチ。遡上アユが交じるのでバラバラだが各所で釣れているのでこれからが楽しみである。

 下流からポイントを列記する。

 (1)消防グラウンド前=瀬も多くポイントが広く釣りやすい。

 (2)ぼっこわれ橋=定評があるポイントで見逃せない

 (3)角田大橋前後=ポイントが広く、瀬あり、トロ場ありで攻略が面白い。一見、どこでも釣れそうだが、流れのヨレ、カケ上がりなど変化のあるポイントを攻めてみよう。

 (4)平山橋の上下=魚影が濃い。瀬が多く、瀬の芯を釣る釣り人が大半。しかしヘチのアシ際や、水深に変化があるカケ上がりなどがオススメ。

 (5)田代運動公園=超人気ポイント。車の駐車も楽で、家族連れでアユ釣りやバーベキューも楽しめる。公園下流の荒瀬は攻略が面白い。上流側は瀬ありトロ場と変化がある。

 他に馬渡橋上下、最上流部の日向橋上下流がある。(山口 渓水)

 ▼釣況 野口オトリ店=(電)046(281)0591。

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