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雨でもウキウキ!70匹超え発進…関東近郊で解禁

[ 2017年6月2日 07:14 ]

久慈川のやな場周辺。雨天のため例年より少ない出足
Photo By スポニチ

 【2017 アユ】1日、各地でアユ釣りが解禁。平日にもかかわらずこの日を心待ちにしていたファンが竿を出した。各河川の状況をリポートする。爆釣した河川もあり、今季は期待できそうだ。

 ◆茨城県久慈川 平日の上、水続きということもあってか、出足は例年より少ない300人弱(漁協調べ)。ほとんど上、中流で下流区は数える程度。水温は18度。午前7時ごろから追いが良くなった。本命のやな場前後には約40人が入り、橋上の警察前にいた地元釣りクラブ「鮎(あゆ)組」の中野一徳さん(50)は10時までに16匹掛けていた。型は12〜18センチ。所谷、下小川周辺の人は10匹どまりだった。「3年続きの渇水でいまひとつだったが一雨入れば例年以上になりそう」と高杉則行漁協組合長は話していた。

 ▼釣況 久慈川漁協=(電)0295(52)0038。

◆栃木県那珂川 雨の予報で出足が悪く北部漁協管内で約1000人。例年の3分の1ほど(漁協調べ)。長く渇水が続いたが5月に数回小雨があって平水に近くなっていた。追いは予想外に良かった。漁協関係者やオトリ店主らによると、最上流の黒岩から黒羽町裏までが良かった。町裏には100人ほどが来て約50人が竿を出した。地元釣り会「保鮎会」のメンバーで新潟県五泉市から駆け付けた武野弘紀さん(49)は雨が降るまでの2時間に15匹。馬頭市の広瀬に入川した県北釣り会「流」の奥村郷さん(48)も15匹。型は12〜18センチ。「天然遡上(そじょう)は例年になく多い。中には18〜21センチのものも見られた。濁りがなくなれば好転するでしょう」と町裏の高瀬オトリ店主。(スポニチAPC 太田 宗家)

 ▼釣況 那珂川北部漁協=(電)0287(54)0002。

◆山梨県桂川 桂川本支流に入川した釣り人は約2000人。早朝の水温は本流で16度、支流域では13度とこの時季にしては低めで、アユの追いはイマイチ。

 午前8時ごろ、日差しが降り注ぎ、やや水温が上昇すると、状況が一変、入れ掛かり状態になった。筆者も支流の葛野川に入川し、同じ状態を体験した。釣れるサイズは13〜19センチまでの香りの良いアユ。午前9時までに30匹を軽くオーバーし、解禁を堪能した。

 平均釣果は20匹、正午までに50匹超えの釣り人も多かった。

 ▼釣況 宮古橋オトリ店=(電)090(5314)2871。

 ◆神奈川県相模川・中津川 早朝の水温は中津川で16度と低かったが、両河川とも早朝からオトリを良く追った。正午の時点で中津川では八菅橋上下流、角田大橋や田代運動公園周辺などが釣果が良く、平均20匹、最高で50匹を超える人も出た。サイズは12〜18センチ。

 相模川では大島キャンプ場前後がよく釣れ、正午時点で、70匹超の人も。

 ▼釣況 相模川は相模屋水郷田名店=(電)042(762)0330。中津川は野口オトリ店=(電)046(281)0591。

 ◆神奈川県酒匂川 早朝の気温は20度、水温は小田原地区で18度。中でも順調に釣れたのが小田原地区の報徳橋上下流のポイント。正午の時点で16〜18センチを64匹釣った人も出た。(山口 渓水)

 ▼釣況 酒匂川漁協=0465(37)4277。

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