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オシム節で称賛「新聞の1面がすべて本田だったら日本は危ない」

[ 2010年6月15日 06:41 ]

 【W杯1次リーグE組 日本1―0カメルーン】日本―カメルーンの試合後、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏が自宅のあるオーストリア・グラーツから衛星回線を通じて取材に応じ「新聞の1面がすべて本田だったら、日本は危ない」などと、独特の言い回しで日本の戦いを批評した。

 約20分間熱弁を振るったオシム氏は「日本にもサッカーがあることをW杯の舞台で示した。日本サッカー界にとってポジティブな日だ」と初戦の勝利を評価した。決勝ゴールの本田については「港の水先案内人のようだった。船の大きさによって道案内するように、彼の位置によって前線にどんなボールが必要かチーム全体に示した」と称賛。「得点したからほめるのではない。専門外の役割を勇気を持って受け入れ、そのご褒美でゴールが生まれた」と語った。

 さらにオシム氏は「カメルーンは巨人ゴリアテで、日本は小人ダビデだった」と旧約聖書の物語を引き合いに出し「本田が(うぬぼれて)ゴリアテになってしまったら、彼と日本の未来にとって悲しいこと」と警鐘を鳴らした。(共同)

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2010年6月15日のニュース